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キャッシング基礎知識

キャッシングに関する基礎知識をおさらいしましょう。

キャッシング用語集

手形

手形とは、一般的に広義の商業手形、つまり、有価証券としての一種である約束手形を為替手形のこと(広義には小切手も含む)を指すのが一般的です。現在の手形の期限は、12世紀頃のイタリアの商業都市で両替商が発行すたものだといわれています。日本における現行の手形制度は、日本独自の制度が発展したものではなく、明治以降、ヨーロッパの制度を取り入れて発展させたものです。【手形の種類】[為替手形(かわせてがた)]手形の振出人(発行者)が、第三者(支払人)に委託し、受取人またはその指図人に対して一定の期日に一定の金額を支払ってもらう形式の有価証券のことです。略称は為手(ためて)。遠隔地をの取引をする際(特に輸出入)、現金を直接送ることの危険を避けるために用いられることが多くあります。日本の商慣行では、江戸時代の遠距離取引においては為替の手段として今日の為替手形と同様のものが用いられていました。水戸黄門漫遊記でも、黄門一行が路銀を受け取る手段として度々登場します。現在では、国内取引の決済手段としては、ほとんど用いられません。債権者が債務者に引き受けさせ、期日に支払いをさせるといった、融資の手段として用いられます。[約束手形(やくそくてがた)]手形の振出人(発行者)が、受取人またはその指図人に対して、一定の期日に一定の金額を支払うことを約束する形式の有価証券のことです。略称は約手(やくて)。手形は、2〜3ヶ月程度の中期信用を担う手段として広く利用されていることもあり、日本国内で流通する手形のほぼすべてが約束手形です。【手形の使用目的】[商業手形(代金延べ払い)]手元に現金がない場合に、約束手形を振り出して代金に充てる方法です。企業取引は通常信用売買によってなされますが、通常の売掛債権よりも手形債権としたほうが回収が確実視されます。また、満期日まで実際の支払期限が延長されるため、実質的に代金延べ払いの機能も有します。簿記用語(勘定科目)においては、受取手形あるいは支払手形と呼ばれています。[手形貸付]金銭を貸し付けるにあたって、借用書の代わりに、借主から貸主を受取人とする約束手形を振り出させることです。借主が支払期日に手形を決済できない場合は不渡りとなり、半年に2回不渡りを出すと銀行取引停止処分となり倒産に追い込まれるため、最優先で決済することとなります。印紙代の節約にもなり、しばしば利用されます。[融通手形]まず、経済的信用のある者が約束手形を振り出したり、手形の裏書人になります。この手形をすぐさま金融機関において手形割引を受けて現金を確保させるために、資金繰りに窮した者へ渡すという使い方をいいます。手形振出の元になる経済的関係(原因関係)がなく、手形の支払いが拒絶されるなど、しばしば紛争を生じます。【手形の使用方法】日本においては、手形を利用しようとする者は、まず銀行との間で当座勘定取引契約を結び、全国銀行協会連合会が制定する統一手形用紙を受け取ります。本来、手形要件(手形として機能させるために必要な法定された記載事項)さえ満たしていればよく、手形用紙に制限はありません。しかし、統一手形用紙を用いなければ銀行は割引などの取引に応じてくれないため、実務上は統一手形用紙による手形を利用することがほとんどです。しかし、一部貸金業者では、自社で私製手形を作成(統一手形用紙によらないものを私製手形と呼びます)し、金銭消費貸借証書の代用とすることもあります。これは、印紙を節約できる場合があるほかに、証拠が証書に限定される手形訴訟の提訴が可能なら(申立てを却下された例もある)、迅速に回収できる可能性があるためです。

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